鉱山王の実業家がオーストラリアチームに3億円規模のボーナスを支給

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 オーストラリアの鉱山王で実業家のジーナ・ラインハート氏は、パリ2024年オリンピックに向けて、水泳や他の競技への支援を強化するために、300万オーストラリアドル(約2億8000万円)を寄付すると発表した。この寄付は、先月行われた世界選手権や来年のオリンピックでメダルや世界記録を獲得した選手にボーナスとして支給される。

 この新しいプログラムは、水泳、アーティスティックスイミング、ボート、バレーボールの4つの競技を対象となっている。水泳では世界選手権の金メダル2万豪ドル、銀メダル1万5000豪ドル、銅メダル1万豪ドル、世界記録で3万豪ドルと同額が支給される。この支払い分配システムは、10年ぶりに最高の成績を収めたオーストラリアのパラ水泳チームにも適用された。

 先月の福岡で行われた世界選手権では、オーストラリアの選手たちはこのパートナーシップの恩恵を受けた。19歳のモリー・オコラハンは、5個の金メダル獲得し、世界水泳の賞金とジーナ・ラインハート氏からのボーナスを合わせ合計176,005米ドル(約2560万円)の賞金を手にした。オーストラリアは米国を上回って合計25個のメダルを獲得した。50m自由形で銀メダルを獲得した24歳のシェイナ・ジャック「ラインハートさんの寛大さがなければ、より多くのアスリートが30代前に本当に引退するだろう」とコメントを残した。

 ラインハート氏は過去にも、2012年ロンドンオリンピックでオーストラリアが水泳でわずか1個の金メダルしか獲得できなかったことを受けて、オリンピック競技への資金提供に乗り出した。彼女は当時の数十億ドル規模の鉱業財産から6000万豪ドル(約87億円)を寄付。これは、オリンピックチームに行ったものとしては世界最大規模のものとなっている。

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